皆さんご存知だと思いますが「ながら運転」って今大きな社会問題になっていますよね。
今回の記事では、ながら運転に関する罰則について話をしていきます。
ながら運転の現状
以前から、ながら運転は危険なため問題視されていたのですが、なかなか法律改正には至りませんでした。
歩きスマホですら危険なのに鉄の塊である車を操作しながらスマホも操作って、危険極まりないですよね…
人間器用なようで出来るように見えてどちらもできると言うことは有り得ません。注意力が分散するからです。
車の運転は周りの状況が刻一刻と変化するため周囲には常に注意しなければいけません。
そんな状況でスマホ画面を注視すれば前が見えずに事故が起こるのは当然とも言えます。
脇見運転も危ないですがそれ以上に危険性が高く悪質な、ながら運転。
携帯電話やスマホが普及したまさに現代特有の社会問題だと思います。
死亡事故も多数起きており改正によって厳罰化されたわけですが、2019年度は
検挙件数71万件以上
事故件数2500件以上
重傷180件以上
死亡事故40件以上
です。
検挙されている件数でこれなので実際している方はもっと沢山いるということです。
この現実恐ろしくないですか…?
車は鉄の塊なので凶器になり得ます。
その鉄の塊を前も見ずに操作している方がこれだけいるということです。
脇見した際に、気づけば前の車に衝突しそうになったり、信号が赤に変わりかけだったり、そういうヒヤリとするような経験ありませんか?
車の運転は危険が伴うということを再度認識することが必要だと改めて感じます。
厳罰化の内容
厳罰化とは具体的にどう変わったのかというのが気になると思いますが、違反点数と違反金が大きく引き上げられました。
違反点数が3倍になり違反金も大幅に上がります。
ちなみに携帯電話の使用が見つかり(保持)違反切符を切られるのと携帯電話の使用で事故を起こした場合(交通の危険)では罰則が変わってきます。
改定前→改定後
普通車を例にして比較してみます。
保持の場合
違反金 6000円→18000円
違反点数 1点→3点
罰則 5万円以下の罰金
→10万円以下の罰金または6ヶ月以下の懲役
交通の危険の場合
違反金 9000円
→違反金制度が廃止されいきなり罰則の適用
違反点数 2点→6点
罰則 5万円の罰金または3ヶ月以下の懲役
→30万円以下の罰金または1年以下の懲役
交通の危険に関しては違反金制度がなくなり、いきなり罰則の適用になりました。
ちなみに罰則に関してですが、交通反則通告制度というものがあるのはご存知でしょうか?
車や原付などを運転した方が違反した際に比較的軽微な違反の場合は違反金を支払うことによって罰則(裁判所などの審判)は受けませんよ
というものです。
違反金を払わない場合は罰則が適用されます。
この軽微ってなに?って話ですよね。
信号無視、一時停止無視、30キロ未満の速度違反などが該当します。
軽微でない違反は、飲酒運転、無免許運転、30キロ以上の速度違反が該当します。
最後に
ながらスマホの事故は直線道路での事故が圧倒的に多いです。
さすがにカーブや曲がり角でスマホを直視する方はいないと思います。
今や多くの方が持っているスマホ
自分は触らないから大丈夫と思っていても通知が来て画面をほんの数秒注視した結果大きな事故につながることも大いにあり得ます。
被害者にも加害者にもなり得るので十分に注意しましょう。
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